阿部製粉
会社の創業
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会社の創業
阿部製粉株式会社は、昭和5年初代阿部清氏により、製粉業として郡山市に創業致しました。 初代阿部清氏は、大正6年に阿部清商店を起こし、当時菓子の卸、菓子原料(菓子種、荒種、上新粉、きな粉、水飴等)の特約販売店として、郡山市を中心に、会津、中通り地区で手広く商いを致しておりました。 昭和4年、当時特約販売をしていた大阪で有名な上新粉(米の粉)メーカー(釜印様)のご招待により大阪へ出張した際、工場見学中に、原料の玄米が安積米(郡山)を使用しているのを見てヒントを得て、帰郷後、早速上新粉の製造に着手したのが製粉業のスタートでした。 当時はまだ機械なども手造りで、幾多の困難を乗り越え、努力を重ね、上新粉(米の粉)、菓子種、荒種、きな粉(安積豆の原料)、小麦粉等の製菓し原料の製造メーカーとして地域の皆様に信頼される商品の開発を続けておりました。 ところが、事業もやっと軌道に乗った頃、日本は戦争へと突入し、次第に統制経済の時代と成り、原料の玄米が入手困難となって、やがて小麦粉製粉専業メーカーとしての道を歩むことに成ったのでありました。
昭和26年、当時着工中の新工場完成を目前にして、初代阿部清氏が逝去され、急きょ阿部隆が初代の遺志により、2代目阿部清を襲名し事業を継承し、昭和29年9月組織を株式会社に改め、阿部製粉株式会社を設立し現在に至っております。 先代阿部清氏の創業以来、戦前・戦後の苦難の道を歩み、80年に亘り皆様方の御支援、御指導を賜り、製品の向上、安定供給に努めて参った所でありますが、この間商品を通して当社に対して寄せられました信頼と信用を糧に、そして2代目、故 阿部清の志を受け継ぎ、皆様のお役にたつ企業として邁進して参る所存でございます。